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かれんとオーシー


2024年 Vol.114 2024.09.17 発行
ヒスタミン食中毒を防ごう


赤身の海産魚(サンマ、イワシ、マグロなど)は蛋白質であるヒスチジンを多く含みます。
そのヒスチジンは、細菌によりヒスタミンに変化することがあります。

ヒスタミン食中毒の症状としては、アレルギーとよく似た症状(顔面が赤くなる、痒み、じんましん)や、頭痛、嘔吐、下痢などがあります。


食中毒予防の三原則は「つけない、増やさない、やっつける」ですが、ヒスタミンによる食中毒の予防法は、「増やさない」の対策が重要です。

ヒスタミン食中毒の予防方法

  • 魚を生のまま保存する場合は、すみやかに冷蔵、冷凍すること
  • 解凍や加工においては、魚の低温管理を徹底すること
  • 鮮度が低下した魚は使用しないこと
  • 冷蔵であっても原料魚や半製品の長期保管は避け、期限内に使い切ること

まだまだ暑い日が続きます。
皆様の健康管理とともに、食品の温度管理にも十分ご注意ください。


ふぐ有毒部位の廃棄は確実に!

大阪市中央卸売市場食品衛生検査所




 昨今、東棟地下1階のふぐあら置場で有毒部位が廃棄庫内に入っていないことが散見されます。

①有毒部位は取り出すことができないよう、廃棄庫内に確実に入れるようにしてください。
②廃棄庫に入りきららない場合は、無理に入れないで一旦持ち帰ってください。

有毒部位を一般市民が持ち去り、喫食したことで食中毒が発生したこともあるので十分注意が必要です。


(株)大水 旬の魚レシピ さかなの日

株式会社 大水



各支社で「のぼり」を立てて、さかなの日をアピールしています!

東部支社
北部支社
京都支社
神戸支社
神戸東部支社
大水野田ビル
大阪本場支社

(株)うおいち 食育活動のご紹介

株式会社うおいち

 2024年度 摂南大学「お魚料理教室」 

2024年6月18、25日

 6月18.25日に2024年度摂南大学様にて「お魚料理教室」を愛媛県様、大日本水産会様と協賛で行いました。農学部食品栄養学科2年生 合計79名に実習をしました。

本実習の趣旨は、「鮮度感」と「臨場感」という観点に重きを置きながら「大学·行政·生産者(漁師・漁業者)・販売流通(荷受)」の多様な主体と連携・協働して活動しています。また、「生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進」「持続可能な食を支える食育の推進」「新たな日常」やデジタル化に対応した食育の推進」の3つ重点事項を柱にSDGsの考え方を踏まえて、取組と施策を推進していることです。 

食材は大日本水産会様から「愛鯛」、愛媛県様から「ひめの凛(米)、美豊卵、松山あげ、麦味噌、絹かわなす、キュウリ、アスパラ、もろみ黒酢」を提供いただき、メニューは「宇和島鯛めし風~愛鯛」「絹かわなすと愛鯛アラ炊き」「愛鯛のアラ汁で松山あげの味噌汁」「もろみ黒酢ドレッシングサラダ」でした。

今回のレシピは、愛媛県の郷土料理である宇和島鯛めしを参考に地元の味を再現しました。甘くて味の濃い愛鯛と濃厚な美豊卵、甘い出汁が混ざり、まさに究極の卵かけごはんでした。捌き方はもちろんアラ下処理や、煮魚の作り方など魚の基礎知識を教えることに重きを置きました。 

学生たちは2回生ということで、意識や知識もより高く、積極的に学ぶ姿勢とともに楽しそうな様子もうかがうことができました。 
もっと魚の捌き方を学びたい!いろんな魚を捌いてみたい!家でも魚を買ってみた!といった意見から㈱うおいちさん楽しそうです就職したい!といったありがたいお言葉も頂きました。

将来、栄養士や管理栄養士など食に関わる仕事につくかもしれない学生たちにとって、今回の実習で学んだ事を活用して水産や魚食に興味を持つきっかけ、そして水産業界に関わる行動源となればいいと思っております。

最後になりましたが、この様な機会をくださった摂南大学の先生方、共催の愛媛県様、協賛の大日本水産会様に感謝申し上げます。 
今後も弊社は、様々な形で産官学(生産者·行政·学校·販売)と連携しながら持続可能な食育活動を推進していきます。

【8/31、24】
相愛大学 産官学食育演習にて講義させて頂きました。
https://www.uoichi.co.jp/category_shokuiku/entry_228.html

【8/31、24】
相愛大学 料理研究部活動と共催して自主活動支援プロジェクトを行いました。
https://www.uoichi.co.jp/category_shokuiku/entry_227.html

【6/27、24】
万代様と「親子で市場体験 お魚食育」を行いました
https://www.uoichi.co.jp/category_shokuiku/entry_225.html


~水仲・「福島区食育展 食育なつまつり」に出展しました~

大阪市水産物卸協同組合

大阪市水産物卸協同組合(髙丸豊理事長)では、令和6年8月5日及び6日に、福島区役所2階において開催されました「令和6年度 福島区食育展 食育なつまつり」に出展しました。

6日は、「いろんな魚にさわってみよう!お魚タッチ」と題し、アジ、マダイ、ハモ、トビウオ、コショウダイ、アマダイの展示を行いました。来場した子どもたちは、丸の魚を目にすることが初めての皆さんが多かったようでしたが、ほとんどの子どもが実際に魚にさわったりつかんだりして、魚とのふれあいを楽しんでいたようでした。

5日及び6日の両日は、「おさかな絵画展」と題し、大阪おさかな普及協議会主催のおさかな絵画コンクールの入選作品を展示しました。また、入選作品をデザインに取り入れたクリアファイルを提供し、来場者にお持ち帰りいただきました。


場内大会の結果報告!!
第66回 場内将棋大会
結果 優勝 団体戦 青卸 (富田祐次・大倉勝美・寺田 洋)

 優勝 個人戦A級 能登圭志 (大水)

 優勝 個人戦B級 藤田 博 (水卸)
日時団体戦・個人戦 9月5日(木) 午後1時30分 ~
場所業務管理棟 13階 共通会議室

行事予定のお知らせ

合同作品等展示会

皆さんの手芸や写真、絵画など力作ぞろい ぜひご覧ください

日時10月16日(水)~ 10月18日(金)
16日(水)17日(木)午前9時~午後4時 
18日(金)午前9時~午後3時
展示場所大ホール(業務管理棟16階)


《資料室からのご案内》

資料室は下記のとおり業務しております

 ・土曜日以外の開場日
 ・午前9時~午後3時

静かな環境で、ゆっくり、各種の資料をお調べいただけます。
閲覧用の新聞は次のとおりです

 ・日本経済新聞
 ・日経MJ
 ・日本食糧新聞
 ・農経新聞
 ・みなと新聞
 ・水産経済新聞
 ・食品市場新聞

【新刊案内】

『明石型生船調査報告書Vol.3』

生船研究会・明石市立文化博物館・あかし市民図書館共同研究

(明石市立図書館)
『野菜情報』

7月:キャベツ栽培軽労化への取り組み
~生育診断アドバイスシステムと収穫支援機械の開発~

8月:「国産冷凍野菜」の拡大に向けて

9月:改正食料・農業・農村基本法について

(農畜産業振興機構)
『果実日本』

7月:モモ産業を展望する

8月:カンキツ高品質安定生産技術カンキツ高品質安定生産技術

9月:高収益果樹経営の実践

(日本園芸農業協同組合連合会)
『全水卸2024』

7月:仲卸業者の考察

(全国水産卸協会)
『アクアネット』

5月:養殖魚の動物福祉を考える
~“幸せな暮らし”と生産性の相関~

6月:水産DXの現在地と課題
~“デジタル変革”の必要性と実効性~

7月:藻類“新時代”
~高まる価値と生産イノベーション~

8月:ジャパニーズ・トラウトの伸び代
~遺伝的多様性と飼養管理の新技術~

(湊文社)
『海外漁業協力』

№106:世界の魚市場 ツバル フナフチ島の魚販売所~

№107:世界の魚市場 モーリタニア・イスラム共和国 ウンツブ市場の魚売り場

(公益財団法人海外漁業協力財団)
『日本水産資源保護協会季報』

№578:2024春

№579:2024夏

(公益社団法人日本水産資源保護協会)
『食と健康』

7月:知りたい! サルモネラ食中毒

8月:避難所で食事を提供する皆さまへ
〜食中毒予防のポイント〜

9月:どんなもの? 毒きのこ

(公益社団法人日本食品衛生協会)