魚介類の選び方
魚介類を選ぶときのポイントはどこにあるのでしょう。
国産あるいは輸入もの、天然と養殖もの、一尾売りと切り身のような加工ものなど、さまざまな種類の魚介類がありますが、そのポイントは大きく分けて2つです。
1. 鮮度
良い魚介類を選ぶ最大のポイントは、なんといっても鮮度が大切。
魚の鮮度の見分け方は以下を参考にしてください。
【一尾の場合】
身にハリがあり弾力があるもの
ハリや弾力のあるものは、やはり新鮮です。ハリが無いものは鮮度が落ちているので、避けた方が良いでしょう。
色つや、光沢
色つやが良く、魚本来の色で、光沢のあるものを選びましょう。
目が澄んでいるもの
目が澄んでいるものは、鮮度が高いと言えます。目が白っぽいものや、黒ずんでいるものは避けましょう。
うろこ
うろこがきれいについているもの鮮度が良いものと言えます。
えらの色
えらの色が鮮やかで赤色をしたものを選びましょう。水揚げされてから、はじめに傷んでいくところが、えらの部分です。えらを少し起こした状態で、えらの色を確認してみてください。鮮やかな赤色のものは鮮度が高いと言えます。
【切り身やパック売りの場合】
トレーに汁や血が溜まっているものは避けましょう
冷凍されているものなら、霜がついていないものが良いでしょう。
身にツヤと弾力があり、血合いの部分が色鮮やかなもの
一尾売りと同様、ツヤが無く、くすんでいるものは、鮮度が落ちているものが多いです。
お刺身用の冊(さく)を選ぶ場合
切り口がしっかりピンと四角いものが新鮮で、汁や血が溜まっているものは、なるべく避けましょう。
殻つきの貝を選ぶ場合
口がしっかり閉じている生きたものを選びましょう。軽く触れると、すぐに閉じるものは新鮮です。むき身の貝を選ぶポイントは、身にハリとツヤがあり、大きさが揃ったものを選ぶようにしましょう。
2. 旬
魚介類には旬がありますが、冷凍技術や養殖技術の発展で、あまり旬を感じることが出来なくなってきました。旬の魚介類は味も鮮度も良いことから、旬のものを選ぶことも魚介類選びのポイントとなるでしょう。
野菜の選び方
野菜を選ぶときのポイントはどこになるのでしょうか。昨今のスーパーや生鮮食品売場では、一年中さまざまな野菜が売られ、旬の野菜を選ぶことも難しくなり、野菜の旬の時期を知らない方も増えているようです。
ハウス栽培や輸入野菜が手軽に手に取れるようになった今こそ、野菜本来の旬を大切に考えましょう。野菜は本来、自然光と季節に応じた温度変化やその土地の栄養素をいっぱいに吸収して育ちます。そうして育った旬の野菜は、ハウス栽培のものに比べ、味も栄養価も高いものが多いです。
野菜を選ぶときのポイント
葉菜茎類
(ほうれん草、小松菜、春菊、にら、ねぎなど)
葉の先がピンとしていて、葉が厚く、緑が濃く鮮やかなものを選びましょう。刃先が黄色っぽくなったり、萎れているものは避けましょう。
根菜類
(大根、かぶ、にんじん、ごぼう、れんこんなど)
表面につやがあるものが望ましく、乾燥でひび割れしたり、葉のあるものは萎れたり葉の先が黄色っぽくなっているものは、避けます。
果菜類
(きゅうり、なす、トマト、ピーマン、パプリカ、オクラなど)
色が濃くてつやとはりがあり、ヘタなどが枯れていないもの、そして重みのあるものが良いでしょう。
結球類
(白菜、キャベツ、レタスなど)
巻きのしっかりしているもので、芯の部分がみずみずしく変色していないものが、良いでしょう。カットしているものは、カットした後が、盛り上がったり変色しているものは、避けましょう。
花采類
(ブロッコリー、カリフラワーなど)
つぼみがしっかり締まっていて、色がきれいなものを選びましょう。花が咲き始めているものは、鮮度が落ちている証拠です。
豆類
(さやいんげん、さやえんどう、えだまめなど)
さやにはりとつやがあり、色鮮やかでみずみずしいものを選びましょう。色が薄くなったり、黄色っぽくなっているものは、鮮度が落ちています。
きのこ類
(生しいたけ、しめじ、まいたけ、えのきだけなど)
乾燥しているものや、かさの裏が変色しているものは、避けましょう。
芋類
(じゃがいも、さつまいも、里芋など)
表面につやがあり、傷が少ない物を選びましょう。じゃがいもから芽が出ていたり、表面が緑がかったものは、注意が必要です。天然毒素のソラニンやチャコニンを含んでいるので、食中毒の症状を引き起こす可能性がありますので、きちんと取り除いて食べましょう。
果実の選び方
果物は食べ方や種類によって、選び方も違ってきます。買ってきてすぐに食べるものは、熟したものを選ぶべきですが、少し置いてから食べるものは、そうではありません。いずれにしろ、表面に傷や痛みが無く、葉やへたが萎れたり変色していないものを選びましょう。
苺(イチゴ)
果皮の赤色が濃く、ヘタが緑でみずみずしいものを選びましょう。へたが黄色っぽくなったり、枯れているものは、避けましょう。表面が軟らかい為、取り扱いは丁寧に。
葡萄(ブドウ)
果皮に張りがあり、みずみずしいものを選びましょう。また果皮の表面に白い粉が出ていることがありますが、これはブドウの糖分なので甘くておいしいという目安になります。
桃(モモ)
果皮全体にうぶ毛があって、つるつるしていないもので、左右対称で形が良く、香りが強いものを選びましょう。軸の周辺が青っぽいものは避けましょう。冷やしすぎると甘味が落ちるので、冷蔵庫に入れるのは食べる2時間位前がベター。
サクランボ
果皮全体に光沢がと張りがあるもの、軸が新しいものが新鮮です。果皮が黒ずんでいたり、褐色の斑点があるものは避けましょう。
びわ
へたがしっかりしていて、果皮にはりがありキズや変色がなく、うぶ毛が密生し、左右対称に膨らんでいるものを選びましょう。 びわは冷蔵に弱いのですぐ食べるのが良いでしょう。
肉類の選び方
鶏肉、豚肉、牛肉を中心にお肉の特長や鮮度の見分け方を紹介いたします。
スーパーなどの一般的な食品売場では、それぞれ以下の様に分けられ食品表示されています。
鶏肉 | 胸、手羽(手羽先・手羽元)、もも、ささみ |
豚肉 | 肩、肩ロース、ロース、バラ、もも、外もも、ヒレ |
牛肉 | 肩、肩ロース、サーロイン、ヒレ、バラ、もも、外もも、ランプ |
パック売りなどの場合は、水や血が出ていないものを選び、牛肉は鮮紅色でつやがあり、きめが細かくよくしまっているものが、良いでしょう。
豚肉はうすいピンク色でつやがあるものを、脂肪分が白くて肉との境目がハッキリしているものが上質です。鶏肉の場合は、皮が黄ばんでいない、肉質のしまったものを選ぶと良いでしょう。